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口頭

福島周辺海域における海底堆積物中の$$^{129}$$I/$$^{137}$$Cs比から推測される海底付近での物質輸送

乙坂 重嘉; 佐藤 雄飛; 鈴木 崇史; 桑原 潤

no journal, , 

2011年8月から2013年1月にかけて福島県周辺ののべ24観測点で採取した海底堆積物中の$$^{129}$$Iと$$^{137}$$Csの濃度の関係から、福島第一原子力発電所由来の放射性核種の海底付近での輸送過程を議論する。2011年における海底堆積物最上層(0$$sim$$1cm層)での$$^{129}$$I濃度は、0.04$$sim$$0.45mBq/kg、$$^{137}$$Cs濃度は12$$sim$$230Bq/kgの範囲で分布しており、いずれの観測点でもおおむね一定の$$^{129}$$I/$$^{137}$$Csを示した。この$$^{129}$$I/$$^{137}$$Cs比は全体として時間と共に増加し、特に陸棚外縁部(水深200$$sim$$400m)の堆積物最上層で顕著であった。この傾向から、(1)事故直後の放射性核種の大規模な沈着イベント以降に$$^{129}$$I/$$^{137}$$Cs比の高い粒子が海底に達したことと、(2)このような「新しい」粒子は陸棚外縁へと集められやすいことが示唆された。海底付近での粒子中の$$^{129}$$I/$$^{137}$$Cs比は、陸棚上を移動する物質を追跡するための指標の一つとして有効であると考えられる。

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